講談社+α新書作品一覧

夫婦って何? 「おふたり様」の老後
夫婦って何? 「おふたり様」の老後
著:三田 誠広
講談社+α新書
妻のココロを取り戻す超具体策満載!!  未来のない男が無精ひげで1日茶の間にいて命令する……妻の絶望は深い! 彼女の心を取り戻さないと老後は暗い! 妻にモテる術を意外な盲点をついて詳細に指南! あと20年を天国にも地獄にもする夫婦の絆! トイレの便座を下げる夫は妻を鬱から救う! 「あなたを嫌いになった」としか言わない妻。不器用な夫のための具体的愛情表現指南! その間わたしは一人暮らしをしていたのだが、さまざまな困難に遭遇した。何よりも困ったのは、わたしも1週間ほど時間がとれたので、孫を見にスペインに出かけたのだが、考えてみると一人で外国に行くのは初めてだった。これまで何度も息子の住むスペインに行ったことがあるのだが、いつも妻といっしょだった。妻がいないとわたしは何もできない。前日に宅配便を呼んで荷物を送り出したものの、成田空港のどこで受け取ればいいのかわからずうろうろした。スペインまでは直航便がなく、パリで乗り換えたのだが、ここでもかなり迷って、あやうく乗り遅れるところだった。着いたマドリッドでも出口がわからず困惑した。ようやく荷物を受け取って、ゲートの外にいる出迎えの妻と再会した時は、母親を見つけた迷子のような心境だった。 ●まじめな夫ほど妻に嫌われる危険が ●妻に命令口調で話していないか ●ミノムシ亭主と妖怪おばちゃん夫婦 ●定年後も亭主は丈夫で留守がいい ●トイレの便座についての哲学的考察 ●独立しない子供は足かせになる ●家には男の哲学がある ●夫と妻とは別々の個人である ●妻がなさねばならぬこと
電子あり
江戸秘伝 職養道のすすめ
江戸秘伝 職養道のすすめ
著:佐藤 六龍
講談社+α新書
儲けるためなら手段を選ばない過激な商人道 先人の知恵満載!20ヵ条のビジネス指南 嘘ハッタリを駆使して反則スレスレの手口で臨む実戦ビジネスに、義理・人情は無用だ! 職養道では、「一切の弁解をするな」というように、自分の主張は控えるのがいいとされています。自分勝手な論理は相手の信頼を得ることにはつながらないというのです。そのためにもまず相手の話を聞くことが肝要になります。じっくり人の話を聞くということは、相手のふところに飛び込むことでもあります。そこから相手への大いなる同情や共感や、その人のために何かをしてあげようという気持ちが生まれてきます。本当に相手を思いやるなら、身を賭してでも向こうの立場に立たなければならないということを、職養道は教えています。そこで、職養道では相手に同情や共感を示すときは、口先やおざなりの形だけでなく、全身全霊でぶつかれということを教えています。 ●伝説の五術師から聞いた言葉 ●人間心理に踏み込む ●ねたみ心が渦巻く社会 ●口を閉じよ、耳を傾けよ ●捨て身で相手にぶつかる ●義理・人情はドブに捨てろ ●宴会は最後まで残れ ●サービスが先、利益は後 ●江戸のプラス思考 ●チリは山にはならない
理不尽な気象
理不尽な気象
著:森田 正光
講談社+α新書
猛暑、暖冬、台風 凶暴化の「なぜ?」が丸わかり!! 「ウメとサクラの競演」「爆弾低気圧」「台風が同時に3つ」は地球温暖化の影響か? 「冬日」とは一日の最低気温が0℃未満の日、「真冬日」は気温が一日中氷点下の日のことです。冬日、真冬日の統計値は「寒い期間の長さ」を表すのに便利な指標になります。(略) 実際、東京の真冬日は、1876年からの観測でたったの4日。しかも、4日とも1900年以前の明治時代に記録されたもので、20世紀には一日も現れていません。おそらく、この先もほとんど現れることはないでしょう。(略) そして、ついに1988年12月から1989年2月にかけては、観測史上初の「冬日が一日もない冬」が出現しました。東京の冬日ゼロは1993年と2004年、そして2007年にも現れていますが、今後はもっと当たり前のようになるかもしれません。 ●地球温暖化はどこまで進むか ●忘年会は「紅葉を愛でながら」 ●温暖化で「サクラが消える」 ●「目に見える」異常気象 ●台風が凶暴化する ●動植物の異変と天候との相関 ●サンマがシシャモになる ●気象予報士もつらいよ ●黄砂で「天気は不明」になった!? ●「裕次郎雨」を季語にしよう
医療的育毛革命
医療的育毛革命
著:佐藤 明男
講談社+α新書
飲む育毛剤で男性型脱毛症の99.7%が改善! 5000人の治験者が実証した驚異の薬! 髪はなぜ抜けるのか?どうやれば増えるのか? 頭髪治療の第一人者が明かす脱毛治療の最前線 男性型脱毛症を最初に説明したのは、紀元前400年ごろ、ギリシャの哲学者であり医師であったヒポクラテスでした。「宦官(かんがん)に痛風とはげはない」と記したのです。宦官とは、宮廷に仕えた男児の奴隷で、宮廷に上がる前に、睾丸を取られた者を呼びます。すなわち、睾丸がない男性ははげないということ、はげる原因は睾丸にあるということに気がついていたのです。(略)日本では2005年に、男性型脱毛症薬として厚生労働省からようやく承認され「プロペシア錠」が発売されました。男性型脱毛の研究には、2400年の時を経過してようやく待望の治療薬が出現したという、壮大な歴史があるのです。その間に何十億人もの薄毛男性が無情を感じながら生涯を閉じたかと考えると、よい時代になったものだと思います。 ●薄毛男性の心理 ●頭髪の機能はなにか ●なぜ白髪は起きるのか ●男性ホルモンには2種類ある ●男性型脱毛症の医学 ●AGAにはどんな検査をするか ●プロペシア服用の注意 ●市販の外用育毛剤の効果 ●自毛植毛手術はここまで進んだ ●飲む育毛剤Q&A集
浮動票の時代
浮動票の時代
著:長島 一由
講談社+α新書
日本はどうなる?時代を読み解く鍵(キー)はここにあり! 元フジテレビ局員の全国最年少市長が明かす! 最新の選挙必勝戦術とは?最強の政治改革術とは?そして今、有権者はどう行動すべきか!? 「バンザイ写真をお願いします」 フラッシュが洪水のようにたかれる。ありふれた選挙終幕の一場面。だが、他の事務所ではあり得ないことが起きていた。投票用紙に「長島一由」と書いたのは、私の横に写っている妻だけだった。31歳。全国最年少市長が誕生した。しかし、3ヵ月以上の居住が必要とされる投票要件を満たさず、自分自身が出馬した選挙で自分の名前を書くことができなかった。選挙戦をサポートしてくれた中心スタッフのほとんども市民以外の人だった。浮動票だけで選挙に勝つ。このあとも、ほとんどすべて浮動票で当選する仲間が相次いだ。なぜ、こういう現象が起こるのだろうか。この現象を考えたとき、時代を読み解く鍵があるのかもしれない。 ●浮動票時代の選挙と旧来型の選挙 ●“そのまんま東現象”から学ぶこと ●無党派票と浮動票の違い ●地方首長選挙は大統領制 ●オール野党議会への対処術 ●今だからできる役所を変える発想術 ●役所とテレビ局の違い ●ナンバー2不在の意味 ●開き直った公務員の処遇 ●役所を使いこなすために
朝、出勤前に月30万円稼ぐ! 「商品トレード」超投資術
朝、出勤前に月30万円稼ぐ! 「商品トレード」超投資術
著:福永 晶
講談社+α新書
毎日たった30分! サラリーマンが副業的に大儲け! 株価乱高下、円高でFX、先行き不安、次はこれ! あのジム・ロジャーズが推奨する「商品トレード」を素人が実践! 秘密のプチリッチ投資法! 毎日たった30分! サラリーマンが副業的に大儲け! 株価乱高下、円高でFX、先行き不安、次はこれ! あのジム・ロジャーズが推奨する「商品トレード」を素人が実践! 秘密のプチリッチ投資法! 僕が商品トレードをスタートさせてから5年経ちますが、ふり返って、これほど本業を持つサラリーマンにふさわしい投資対象はない、というのが正直な感想です。日中、仕事で忙しいからこそ、それが逆に、トレードの成功率を高めることにつながっているくらいです。利益は大きいときと小さいときとでかなり“波”があります。ならすと、およそ月30万円くらいでしょう。この利益は、あくまで副業的収入、はっきりいえば「お小遣い」ですから、小さいときも、大きいときも、あまりエキサイトしないように努めています。 淡々と投資し、淡々と儲ける。淡々と仕事をし、淡々と生活を楽しむ。これで十分だと考えています。 ●商品の時代がやってきた ●「商品」は身近なものだらけ ●サラリーマンに向く3つの理由 ●失敗だった僕の株デビュー ●本物の「売買の技術」を求めて ●初の商品トレード、儲けは2万円 ●「場帳」と「チャート」で勝つ ●売買は必ず「分割売買」で! ●資金は3等分の3分の1で ●ハッピー相場人生への5ヵ条
電子あり
自治体倒産時代
自治体倒産時代
著:樺嶋 秀吉
講談社+α新書
夕張市の破綻を「対岸の火事」とは笑えない! 自立か、自主再建か、「核マネー」に頼るか。「高負担、低サービス」時代がやってきた。今こそ「住民の自治能力」を発揮しよう! 夕張市の破綻を「対岸の火事」とは笑えない! 自立か、自主再建か、「核マネー」に頼るか。 「高負担、低サービス」時代がやってきた。今こそ「住民の自治能力」を発揮しよう! 夕張市社会福祉協議会のマイクロバスに、午後1時を過ぎると人工透析を終えた患者が次々と乗り込んできた。数時間にわたる透析を受け、見るからに体がだるそうだ。(略)その1人、夕張腎臓病友の会副会長の志茂幹雄さんは次のように語る。「昨年(2006年)6月に財政破綻が発覚したときには、病院は公設民営になるが、透析は続けられるということだったので、安心していた。ところが11月になって、継続は難しいということになった。夕張市はわれわれの命をどう考えているのか。切り捨てようというのか。(略)」志茂さんたちは、いまは市社協が負担してくれているガソリン代などの実費を、いずれ患者全員で負担するつもりだという。 ――<本文より> ●ルポ・財政破綻の夕張市を歩く ●関空バブルに踊った泉佐野市 ●スキー場で破綻した王滝村 ●「自立」する矢祭町の不安 ●自主再建を選んだ泉崎村 ●平成の大合併と住民サービス ●住民にやさしい自治体 ●「ふるさと納税」構想の背景 ●「最後の頼み」は核マネー ●自治体倒産時代に備える
電子あり
日本の情報機関 知られざる対外インテリジェンスの全貌
日本の情報機関 知られざる対外インテリジェンスの全貌
著:黒井 文太郎
講談社+α新書
自らの手は汚さず?覚悟なき国家・日本の現実!! 徹底分析!我が国の諜報活動の真の姿!! 情報の世界では小粒の脇役に過ぎない経済大国。日本の安全保障はこれで大丈夫なのか!? 北朝鮮政府やアルカイダに対処するということは、いわば凶悪犯罪者を相手にすることに似ている。なにも持たずに「仲良くしよう」「話し合おう」と善意だけで呼びかけても、凶悪犯相手には効果は期待できない。こうした凶悪犯たちの邪悪な動きを封じ、国民の安全を守るために、今こそ日本政府には“武器”が必要だ。今もっとも必要とされている武器――それが「インテリジェンス」にほかならない。ところが、戦後60年以上もの間、アメリカに自国の国防を委ねてきた日本国は、その肝心のインテリジェンスのしくみをきちんと作ってこなかった。だが、時代は変わり、日本が置かれている状況は変わった。日本もそろそろ、いや緊急に、独自のインテリジェンスを構築・整備する必要性に迫られている。 ●ミサイル発射実験で迷走した情報 ●アメリカに依存してきた小国日本 ●工作船事件の全情報ルートを検証 ●今や日本は「スパイ組織」大国!? ●北朝鮮監視能力は充分なのか? ●首相でさえ知らない極秘情報 ●日本人を狙う「ハニートラップ」 ●次々と発覚する機密情報の漏洩 ●アルカイダとイスラム過激派 ●「日本版CIA」は買いかぶり
なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?
なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?
著:岸本 裕紀子
講談社+α新書
現代の若者は、チャレンジ精神に富む、というよりは安定志向である。自分の将来や仕事について真剣に考えれば考えるほど不安に陥るので、とりあえずは何事にも過剰な期待を抱かず、トラブルなく毎日を過ごし、無理せず手堅く生きることをよしとする。本書はそんな、競争社会と若者たちのズレに着目し、その実態を述べたものである。 競争しない若者が「競争社会」を変えてしまう! 意外にも終身雇用、年功主義を支持! 格差社会の上下にはさまれた、大多数のごく普通の若者たちの意識と行動をリアルに分析 現代の若者は、チャレンジ精神に富む、というよりは安定志向である。自分の将来や仕事について真剣に考えれば考えるほど不安に陥るので、とりあえずは何事にも過剰な期待を抱かず、トラブルなく毎日を過ごし、無理せず手堅く生きることをよしとする。「半径1m以内」でこぢんまりと生活するのが好きだが、それを自分流に心地よく整えたり、楽しく暮らすセンスは抜群だ。(略)そんな安定志向の若者たちが、働く人々が終身雇用に守られていた古き良き日本でなく、現代の熾烈な競争社会、格差社会に存在していることが皮肉に思えるし、不思議でもある。競争社会なのに、競争意識が希薄な若者たち。本書はそんな、競争社会と若者たちのズレに着目し、その実態を述べたものである。 ●成果主義か終身雇用か ●頑張れるのに頑張らない若者たち ●まだまだいびつな競争社会 ●競争社会的結婚 ●おばあちゃんが好きなことが好き ●「ちょこっと和」の底に流れるもの ●車もブランド品もいらない ●ありがとう現象 ●アキバ系の可能性 ●再チャレンジ政策の方向
電子あり
がんを狙い撃つ「樹状細胞療法」
がんを狙い撃つ「樹状細胞療法」
著:高橋 豊,著:岡本 正人
講談社+α新書
からだの中のがん細胞だけやっつける! 「がん抗体」の正体としくみがわかった 手術、抗がん剤、放射線に続く第4の治療法。 最新科学に基づく「免疫療法」が一般治療開始。 「樹状細胞療法」にはどのような特徴があるのでしょうか。最も端的な特徴は、複数の転移病変があるような場合でも、一つの転移病変に樹状細胞を打ち込むだけで、その転移病変ばかりでなく、他の転移病変にも反応が認められることです。もしも、樹状細胞ががんを直接攻撃したり、単に貪食するだけなら、打ち込んだ転移病変にしか変化が見られないはずです。実際、抗がん剤や遺伝子治療などの局所注入は、注入された部位にしか反応は出ません。「樹状細胞療法」では、転移病変に打ち込まれた樹状細胞ががん細胞を認識し、リンパ球などにがんを攻撃するよう命令を出します。忠実にがんの特徴を理解したリンパ球は、体の隅々でがんを攻撃するため、他の治療とは異なり、すべての転移病変に反応を示すのです。 ●三大治療の限界が見えてきた ●がん治療に不可欠な武器「免疫力」 ●進化してきた「免疫療法」 ●解明されてきた樹状細胞の働き ●自己がん組織でオーダーメイド ●樹状細胞の腫瘍内投与という奥の手 ●局所療法でも「全身的」な効果 ●急増する「新・がん難民」 ●がんの「休眠」から「永眠」へ ●“末期がんビジネス”の実態
子どもの「パン食」は今日からおやめなさい! 栄養学不要論
子どもの「パン食」は今日からおやめなさい! 栄養学不要論
著:幕内 秀夫
講談社+α新書
肥満、小児糖尿病、小児生活習慣病になる子どもが、ものすごい勢いで増えています。私は20年以上にわたって、食生活改善の指導を医療機関などで行ってきていますが、いまでは、ほとんどが保育園や幼稚園の食事指導になっています。子どもに、どうやって正しい食事をとらせるか。大変大事なことですが、これは、本書でこれからお話ししていく「食生活の基本」を実践しさえすればすぐに改善できて、効果も上がるものなのです。
電子あり
時代劇の色気
時代劇の色気
著:島野 功緒
講談社+α新書
尾上松之助「内蔵助」から、里見浩太朗「黄門さま」まで。 この痛快さ面白さが今の“一服の清涼剤” 水戸黄門、大奥、忠臣蔵、鬼平、新撰組。時代劇の王道を裏話たっぷりに斬りまくる! 戦前の時代劇は、政府の思想弾圧に対する逃避、あるいは、ささやかな抵抗として発達した。“一服の清涼剤”と呼ばれたのは、そのためである。戦後の高度成長の時代に、時代劇の魅力が色褪せたのは、けだし当然かもしれない。しかし、いろんな意味で閉塞感が強くなったいま、時代劇の痛快さ、面白さが、もう一度見直されてもいいのではないか。池波正太郎や藤沢周平原作の映像化によって、女性や若い層に時代劇ファンが増えたのは結構なことで、時代劇の流れや基本的知識があれば、さらに面白くなるはずである。この本は入門書というような固苦しいものではなく、時代劇横丁の散歩のつもりで書いた。それも気ままな散策と思っていただこう。 ●三倍楽しめる基礎知識 ●一両はざっと十万円 ●庶民の夢が生んだ「水戸黄門」 ●森繁の予定が東野英治郎に ●マンガのような由美かおる ●宝の持ち腐れ“大奥ドラマ” ●『忠臣蔵』大安売り ●戦前最高の内蔵助は大河内 ●大忙しの大岡越前守 ●鬼平、やはり吉右衛門
金持ちいじめは国を滅ぼす
金持ちいじめは国を滅ぼす
著:三原 淳雄
講談社+α新書
「金持ち優遇反対」なんて寝言は地獄への道! 経済のご意見番がノー天気・日本人に活!! 今こそ1500兆円の個人金融資産と技術力を生かせ。「誇りある日本」を取り戻す方策とは? 「金持ち優遇は止めろ」という言葉に込められているのは、「結果の平等」であり、「富を憎む思想」なのである。しかし、いまの日本ほど機会の平等に恵まれている国はない。誰でも教育や職業を自由に選択できる国は日本の他にはないはずである。ところが、このありがたい状態が「ふつう」のことになってしまうと、出てくるのが不平・不満であり、いつの間にやら、それが「結果の平等」というところにつながっていく。努力や能力、リスクへの挑戦といったことへの評価はどこかへ吹き飛んでしまい、誰もが「平等にしろ。もっと公平にしろ」と声高に叫ぶようになってしまった。地獄への道は、平等・公平などという小さな正義の石で敷き詰められている。小さな正論を振りかざすことほど、怖いことはないのである。 ●金持ち優遇は本当に悪いのか!? ●考えることを止めた日本人 ●極楽トンボのDNAを改めよ ●金融・投資・ブランド・知財立国に ●変わらない日本の外資アレルギー ●円安は果たしていいことなのか? ●夕張市を「相続税ゼロ特区」に ●まだ株を誤解している日本人 ●フラット化・マネー化する世界経済 ●豊かさを生かす方法とは何か?
蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異
蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異
著:長島 孝行
講談社+α新書
がんの治療薬も無痛の注射針も人工皮膚も! 人類の明日 地球環境は昆虫の力で守る! 昆虫の利用ではなく、その力を借りることが技術の先にある真の豊かな社会をつくる! ここ数年で「エコ」や「ロハス」という言葉が一般的になってきたように、私たちの「環境」に対する意識も高まりつつあります。これは喜ぶべきことです。ところが、その一方で未だ科学万能主義、石油依存主義といった20世紀型の社会から抜けきれていません。ではどうやって新しい社会を構築できるのか。省エネや再生可能な資源を実現できる「インセクトテクノロジー」(昆虫能力)こそ、その手助けとなりうる技術だと思います。(略)皆さんに、昆虫のすごさ、素晴らしさを知っていただきたいのはもちろんなのですが、本書を通して、少しでも地球環境や人類の未来について考えてもらえれば、これに勝る幸せはありません。 ●虫は人間同様、進化の最先端にいる ●昆虫の数はなんと100万種以上! ●蚊から発想の「痛くない」注射針 ●蚊の唾液が脳梗塞に効く! ●紫外線対策にはワイルドシルクを ●タマムシから発色する金属が ●シルク入りなら食べ物は腐らない ●フンコロガシ大作戦 ●天然空調設備を持つ蟻塚 ●すべては「懐かしい未来」のため
食養生読本 中国三千年ナイナイの知恵
食養生読本 中国三千年ナイナイの知恵
著:パン・ウェイ
講談社+α新書
医食同源!三千年の歴史が証明する食べ方 身土不二 体と心にやさしい食生活! 知ってると知らないでは大違い、食の効能! 病気知らずで過ごすための賢い食べ方のコツ 中国には、皇帝が不老不死を願い「医(薬)食同源」を探求してきた長い歴史があります。食事療法の歴史は古代の周王朝の時代に始まり、すでに紀元前八世紀には、食べもので病気の治療をする、「食医」と呼ばれる専門医が存在していたそうです。民間の人たちも、若々しく丈夫に長生きする方法を、あの手この手で探ってきました。食べるものが薬となり、病気を防いだり治したりするのだから、医者や薬に頼る前に、まず毎日の食事で健康を維持してきました。そうした医食同源の考え方が、脈々と受け継がれ、今日の日常生活に根づき、息づいているのです。 ●食の「気」は笑顔の源 ●五味が脳を刺激、内臓を元気に ●乾物で太陽の力を体内に入れる ●緑豆で解熱・解毒・利尿 ●汗をかいたら昆布茶 ●咳や痰が出たら杏仁豆腐 ●寒さを羊肉で乗り切る ●夏の貧血、冬の貧血の特効薬 ●朝一番の水は常温で ●野菜は体の解毒剤
自分のDNA気質を知れば人生が科学的に変わる
自分のDNA気質を知れば人生が科学的に変わる
著:宗像 恒次
講談社+α新書
「本当の自分」が見つかる画期的遺伝子学! 本来の生き方がわかれば真の幸福が手に入る! 私たち人間の生き方は、持って生まれたDNAによってあらかじめ方向づけられている! 新発見!「本当の自分」が見つかる画期的遺伝子学! 本来の生き方がわかれば真の幸福が手に入る! 私たち人間の生き方は、持って生まれたDNAによってあらかじめ方向づけられている! 多くの人たちは他者の評価を基盤にして自己実現を達成しようとしています。そうした生き方は、いわばエネルギーの空費に過ぎません。努力すればするだけストレスが累積し、その結果、自己否定感や虚無感などネガティブな感情に苛まれるようになるのです。自信を回復するために、さらに自らを駆り立てる結果、ストレスやネガティブな感情はより増幅されていくのです。がんやうつ病などの心身の病気、それに自殺や犯罪などの問題行動の多くは、そうした生き方のゆがみに起因しているのです。翻って考えると、これほどもったいない話もありません。自らの幸福が実現できる「本来の生き方」が求められているにもかかわらず、多くの人たちはその生き方を見つけ出すことができず、苦しみにあえぎながら右往左往を繰り返しているのですから――。 ●なぜ人は幸せになれないのか ●人生はDNAで決められていた ●トラウマ情報は遺伝する ●負のエネルギーが病気をつくる ●DNA気質とは何か ●6タイプに分類されるDNA気質 ●3タイプのストレス気質 ●直感でわかる相手のDNA気質 ●幸せのSATイメージ療法 ●誰にでもできる自己セラピー
電子あり
70代三人娘、元気の秘訣
70代三人娘、元気の秘訣
著:俵 萠子,著:吉武 輝子,著:樋口 恵子
講談社+α新書
こんな素敵な70代なら早くなってみたい! NHK番組で大好評だった抱腹絶倒、「人生第三幕」宣言! 女性解放運動、結婚、育児、夫との別れ、大病、介護……フルコースこなした3人の爆笑鼎談! このタイトルの「三人娘」は、いくらなんでも「娘」とはおこがましいと、我々も思っているんですよ。ですけれど、我々が知り合った30代の頃、あるご高齢の方からこんな言葉を教わりました。「二十婆(はたちばば)と七十娘(しちじゅうむすめ)」という言葉です。「二十でも、みずから何かを変えていこうとか、人生挑戦しようという思いを失っている人は年寄り。七十になっても何かをやっていこう、と夢と希望を持っている人は七十娘というのですよ」と言われました。 今気がついたら、全員70代ではありませんか。そして、全員、まだ「何かをやっていこう、夢と希望を持って生きていこう」と思っているではありませんか。ですから、あえて「娘」と言わせていただきます。 ●「売れ残り」と「返品」の恐怖 ●女は大学へ行くな ●就職したくても「枠」がない ●六十代で迎えた大病 ●孤独な男が老後幸福になるには ●人生の第三幕をどう生きるか ●自立しつつやわらかく依存する ●ひたひたと打ち寄せる達成感の波 ●病んでも老いても人生は華 ●七十代「喪失からの出発」で得たもの
正面を向いた鳥の絵が描けますか?
正面を向いた鳥の絵が描けますか?
著:山口 真美
講談社+α新書
貴方の描く似顔絵は、折り紙にも負けている……。絵は「心の世界」。視覚と脳の不思議な関係を探る。まったく同じ世界を見ているはずなのに、私だけうまく描けないのは、いったいなぜ……? 貴方の描く似顔絵は、折り紙にも負けている…… 絵は「心の世界」視覚と脳の不思議な関係を探る まったく同じ世界を見ているはずなのに、私だけうまく描けないのは、いったいなぜ……? 絵を“うまく”描くことは、ふつうの人にはとても難しいように思える。自分の描いた絵は、どうしても微妙に歪んで見える。きちんとスケッチできるためには、特別なトレーニングか、あるいは特殊な才能が必要なのかと考えてしまう。絵が好きな人がいる一方で、絵を見ることすら苦手と感じる人もいるようだ。家族や恋人に美術館へと連れられて、しぶしぶ人の後をついて行くといったようなタイプだ。(略) しかしヒトの脳を調べるほどに、絵を描くことと絵の鑑賞は、ごくふつうの脳が持つ能力の延長線上にあることがわかってくる。(略) 私たちの脳や眼が、空間世界を表現するのを邪魔しているのだ。絵を描くレッスンは、いかに自分の見方を変えるかにこそある。 ●絵の才能と脳の持つ才能 ●絵を描くことを難しくするもの ●両眼が立体を描くことを邪魔する ●見たいところだけ見ている私たち ●小さな赤ちゃんが見る世界 ●絵の天才は、いつから天才? ●なぜ私たちは顔にこだわるのか? ●美人と童顔は得をする? ●形を見るにはトレーニングが必要 ●頭でっかちは美術鑑賞の邪魔?
電子あり
意外とこわい睡眠時無呼吸症候群
意外とこわい睡眠時無呼吸症候群
著:成井 浩司
講談社+α新書
放置すると心疾患や脳血管障害を招く! いびきと昼間の眠気を感じたらすでに危険信号 自分では気づきにくい、見過ごしがちな症状の、恐ろしいその正体を今突き止める! 私は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんの診察に20年以上携わってきました。(略)SASは、日中の強い眠気から交通事故・産業災害のリスクとなり、高血圧、脳卒中、心筋梗塞などの循環器疾患のリスクになることがわかってきました。さらに、SASにもかかわらず、眠気を感じていない患者さんが数多くいることもわかってきました。(略)私は、睡眠医療は国民の健康と安全を守る極めて重要な医療と考え、日夜SASの診療、啓発に努めてきました。本書には、そのエッセンスの全てを込めました。皆様が睡眠について重要な知識を身につけて、ご家族、ご友人、そして貴方自身が健康で幸せな人生を過ごすために、お役に立てていただくことを願っています。 ●注目される睡眠の重要性 ●いびきのメカニズムと危険ないびき ●重症患者の事故発生率は約5倍!? ●男性患者の半数はメタボリック ●浅い眠りが肥満のもと ●無呼吸が血管を詰まらせる ●治療の第一選択はCPAP療法 ●上質な睡眠が若さを保つ ●寝る前4時間は刺激物を避ける ●潜在患者はもっといる!
一度も植民地になったことがない日本
一度も植民地になったことがない日本
著:デュラン れい子
講談社+α新書
日本は不思議でエレガントな「世界の孤児」 ヨーロッパ人は毎日、日本の話をしている 9・11のテロを「カミカゼ」と呼ぶ、ヨーロッパ フツー目線の、赤裸々な日本人評満載! 今、ヨーロッパの人々は、日本について毎日話しています。誤解や思い込みもありますし、偏見に満ちた見方をされていることもなきにしもあらず。ところで、私はヨーロッパで30年以上暮らしていますが、日本についてヨーロッパではよく知られているのに、日本人がまったく知らないということがあります。たとえば「日本は、アジア・アフリカで植民地にならなかった稀有な国だ」というのは、ヨーロッパではごく一般的に言われていることなのですが、最初に聞いたとき、驚きました。このような、ヨーロッパにおける日本についてのうわさ話、つまり、有名な政治家や大企業の社長や学者が話しているのではなく、街のフツーの人々が日本について話していることをピックアップすると、なんだか日本の本当の姿が見えてくる気がしました。 ●9・11がKAMIKAZEとは! ●なぜフランスで浅間山荘事件? ●自衛隊をめぐる禅問答 ●恨みを忘れないヨーロッパ人 ●植民地になったことがない日本 ●黒人にも偏見を持たなかった信長 ●MANGAはもはやフランス語 ●日本人は出世すると思っている ●日本人は子どものしつけを知らない ●「すみません」は潤滑油
電子あり