ディースターヴェーク研究 その初等学校改革構想とプロイセン議会

マイページに作品情報をお届け!

電子のみ

ディースターヴェーク研究 その初等学校改革構想とプロイセン議会

ディースターヴェークケンキュウ ソノショトウガッコウカイカクコウソウトプロイセンギカイ

創文社オンデマンド叢書

19世紀ドイツで活躍した教育家ディースターヴェークによる、初等学校改革とプロイセン議会=近代以降の公教育が孕む教育と政治の緊張関係を解明した力作。

【目次より】
はしがき
序章 研究の課題と方法
第一節 先行研究と目的
第二節 考察の方法と構成・資料
第一章 「三月以後」五〇年代における初等学校政策の推進とディースターヴェーク教育構想との対立
第一節 三月革命の終焉とプロイセン名望家政治体制の創出
第二節 議会における党派形成とブルジョアジーの教育的思惟 一八五三年の工場法制定をめぐって
補論 一八三九年規程の制定とブルジョアジーの対応 一八五三年法の成立前史
第三節 プロイセン三規程とディースターヴェーク教育論
補論 一八五三年工場法と三規程 初等学校の学習内容の制限をめぐって
第二章 「新時代」の議会における初等学校論議とディースターヴェークの対応
第一節 「新時代」のディースターヴェーク・自由派・衆議院
第二節 初等学校教育改善の請願と審議
第三節 初等教師の待遇改善・学校運営参加の請願と審議
第四節 宗派混合学校問題とディースターヴェークの対応
第三章 六〇年代における初等学校管理体制の再編政策とディースターヴェークの改革構想
第一節 ドイツ進歩党の結成とディースターヴェークの参画
第二節 学校行政分権化の模索 学校共同体制度の廃棄
第三節 ドイツ進歩党の改革案とディースターヴェークの指導的役割
第四節 「自由な国の自由な学校」構想とその周辺 学校共同体の再生と解体
結章 「三月以後」プロイセン名望家政治体制における初等学校政策とディースターヴェーク改革構想の意義と役割
資料・文献
ディースターヴェークの議会活動年表


  • 前巻
  • 次巻

オンライン書店で購入する

目次

はしがき
序章 研究の課題と方法
第一節 先行研究と目的
第二節 考察の方法と構成・資料
第一章 「三月以後」五〇年代における初等学校政策の推進とディースターヴェーク教育構想との対立
第一節 三月革命の終焉とプロイセン名望家政治体制の創出
一 三級選挙制と五〇年憲法 二 ディースターヴェークの五〇年憲法体制批判と「内国伝道」との対立
第二節 議会における党派形成とブルジョアジーの教育的思惟 一八五三年の工場法制定をめぐって
一 五〇年代における議会と党派 二 一八五三年法の制定とディースターヴェークの立場
補論 一八三九年規程の制定とブルジョアジーの対応 一八五三年法の成立前史
一 工場児童への政府の関心と規制の動向 二 保護立法化へのブルジョアジーの対応
第三節 プロイセン三規程とディースターヴェーク教育論
一 三規程の制定と議会内外の対応状況 二 「三規程教育学」への対抗としての「ドイツ的教育学」
補論 一八五三年工場法と三規程 初等学校の学習内容の制限をめぐって
むすび
第二章 「新時代」の議会における初等学校論議とディースターヴェークの対応
第一節 「新時代」のディースターヴェーク・自由派・衆議院
一 摂政ヴィルヘルムの「統治綱領」とディースターヴェークの「立候補演説」 二 ディースターヴェークの自由派所属と議会構成
第二節 初等学校教育改善の請願と審議
一 三規程関係請願の提出と審議状況 二 教育法制定と中等学校改善の請願
第三節 初等教師の待遇改善・学校運営参加の請願と審議
一 待遇改善の請願とゲマインデの学校負担原則 二 学校運営参加の請願
第四節 宗派混合学校問題とディースターヴェークの対応
一 宗派分離政策とゲマインデの抵抗 二 宗派混合学校の設立維持に関する請願と審議 三 ディースターヴェークのゲマインデ自治の擁護 むすび
第三章 六〇年代における初等学校管理体制の再編政策とディースターヴェークの改革構想
第一節 ドイツ進歩党の結成とディースターヴェークの参画
一 ドイツ進歩党の結党綱領と衆議院の党派構成 二 ドイツ進歩党内におけるディースターヴェークの位置・役割と選挙権問題
第二節 学校行政分権化の模索 学校共同体制度の廃棄
一 「三月以後」の初等学校の管理運営の態様と問題点 二 ベートマン=ホルヴェーク教育法案
第三節 ドイツ進歩党の改革案とディースターヴェークの指導的役割
一 諸請願にみられる改革要求 二 衆議院文教委員会の「一八六二年・一八六三年報告」 三 衆議院本会議の審議状況とディースターヴェークの主張
第四節 「自由な国の自由な学校」構想とその周辺 学校共同体の再生と解体
一 論稿『自由な国の自由な学校』(一八六五年)の構想 学校自治団体としての学校共同体 二 グナイストにおける学校共同体の否定と公権的自治論 むすび
結章 「三月以後」プロイセン名望家政治体制における初等学校政策とディースターヴェーク改革構想の意義と役割
資料・文献
活動年表

書誌情報

電子版

発売日

2022年02月25日

JDCN

06A0000000000397214I

著者紹介

著: 対馬 達雄(ツシマ タツオ)

1945年.教育学者、西洋史学者。秋田大学名誉教授。東北大学教育学部卒、同大学院教育学研究科博士課程中退。教育学博士(東北大学)。専門は、ドイツ教育史。 著書に、『ディースターヴェーク研究』『ナチズム・抵抗運動・戦後教育』『ヒトラーに抵抗した人々』『ヒトラーの脱走兵』『ドイツ過去の克服と人間形成』(編著)など、 訳書に、ウルリヒ・アムルンク『反ナチ・抵抗の教育者ライヒヴァイン1898-1944』(共訳)などがある。

オンライン書店一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT

製品関連情報