ドイツ中世の領邦と貴族

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ドイツ中世の領邦と貴族

ドイツチュウセイノリョウホウトキゾク

創文社オンデマンド叢書

11~13世紀バイエルン地方の貴族層の社会動態と政治的動向を考察することにより、オーストリアにおける領邦成立の契機、政治的統合の諸要因と実態を明らかにする。
【目次より】
序論 成立期領邦研究の現状と課題
第一篇 ラントの成立 叙任権闘争期前後における貴族の動向を通して
第一章 中世盛期の貴族史・国制史研究の現状と課題
第二章 叙任権闘争以前のバイエルンとその辺境地域
第三章 叙任権闘争期のバイエルン・オストマルク
第四章 叙任権闘争以後のバイエルン・オストマルクの貴族
第五章 辺境伯レオポルト三世時代のラント
第二篇 ラントの統合 ミニステリアーレンと騎士・都市
第一章 ミニステリアーレン・騎士研究の現状と課題
第二章 ミニステリアーレンの政治的発展
第三章 騎士身分の形成
第四章 一三世紀における政治的ダイナミズムとラント法
第三篇 ラントと地域支配 ヘルシャフトの構造
第一章 ラントヘレンのヘルシャフトと騎士 クエンリンガーを例として
第二章 ヘルシャフト・シュタイアとラント・上オーストリア
結語
あとがき

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目次

序論 成立期領邦研究の現状と課題
第一節 帝国と領邦 第二節 ブルンナー説をめぐって 第三節 ブルンナー説と戦後の領邦史研究 第四節 オーストリア領邦史研究の課題
第一篇 ラントの成立 叙任権闘争期前後における貴族の動向を通して
第一章 中世盛期の貴族史・国制史研究の現状と課題
第一節 帝国貴族から貴族家門へ 第二節 シュミット説をめぐって 第三節 貴族家門と国制 バイエルンを中心に
第二章 叙任権闘争以前のバイエルンとその辺境地域
第一節 再建期のオストマルクにおける貴族集会 第二節 ―一世紀前半のオストマルクとベーメン・ハンガリー 第三節 叙任権闘争以前の辺境伯と貴族 第四節 エーベルスベルガーの権力基盤と親族構造
第三章 叙任権闘争期のバイエルン・オストマルク
第一節 叙任権闘争初期の政治的動向 第二節 トゥルン集会とマイルベルクの戦い 第三節 グレゴリウス改革と貴族
第四章 叙任権闘争以後のバイエルン・オストマルクの貴族
第五章 辺境伯レオポルト三世時代のラント
第二篇 ラントの統合 ミニステリアーレンと騎士・都市
第一章 ミニステリアーレン・騎士研究の現状と課題
第一節 領邦研究とミニステリアーレン 第二節 ミニステリアーレンの出自と社会的上昇 第三節 法的な能力と制約 第四節 騎士研究の動向 第五節 領邦形成とミニステリアーレン・騎士
第二章 ミニステリアーレンの政治的発展
第一節 証書史料におけるミニステリアーレン 第二節 ミニステリアーレンの上昇とラント 第三節 ラントヘレン身分と「ヘルシャフト」 第四節 ミニステリアーレンとランデスヘル
第三章 騎士身分の形成
第一節 初期の騎士 第二節 ランデスヘルのレーエン政策と騎士・都市
第四章 一三世紀における政治的ダイナミズムとラント法
第一節 フリードリヒニ世時代の蜂起 第二節 ベーメン王オトカール・初期ハプスブルク時代 第三節 ラント法とラントヘレン・騎士・都市 第四節 ヘルシャフトと騎士 第五節 宮廷騎士文化・騎土理念と身分的現実 むすび
第三篇 ラントと地域支配 ヘルシャフトの構造
第一章 ラントヘレンのヘルシャフトと騎士 クエンリンガーを例として
第一節 クエンリンガーとラント 第二節 初期のクエンリンガー 第三節 ヴァルトフィーアテルにおけるヘルシャフトの形成 第四節 ヘルシャフト・ツヴェトルと騎士 第五節 ヘルシャフト・ヴァイトラと騎士 第六節 ヴァッハウ渓谷地方のヘルシャフトと騎士 第七節 騎士の共同行為と活動範囲 小括 ラント・ヘルシャフト・騎士
第二章 ヘルシャフト・シュタイアとラント・上オーストリア
第一節 ラント・上オーストリアの形成とヘルシャフト・シュタイア 第二節 オタカール家支配下のヘルシャフト・シュタイア 第三節 バーベンベルガーとオトカール支配下のヘルシャフト・シュタイア 第四節 ヘルシャフトとミニステリアーレン 第五節 シュタイアの市民と騎士 第六節 ヘルシャフトとラント・上オーストリア
結語

書誌情報

電子版

発売日

2022年02月25日

JDCN

06A0000000000396774D

著者紹介

著: 服部 良久(ハットリ ヨシヒサ)

1950年生まれ。西洋史学者。京都大学名誉教授。専門は西洋中世史。 京都大学文学部史学科卒、同大学院博士課程中退。文学博士。 著書に、『ドイツ中世の領邦と貴族』『アルプスの農民紛争 中・近世の地域公共性と国家』『西欧中世史 中 成長と飽和』(共編著)『大学で学ぶ西洋史 古代・中世』(共編著)『人文学への接近法 西洋史を学ぶ』(共編)『紛争史の現在 日本とヨーロッパ』(共編)など、 訳書に、ペーター・ブリックレ『ドイツの臣民 ひとつの異議申し立て 平民・共同体・国家1300~1800年』『紛争のなかのヨーロッパ中世』(編訳)などがある。

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