リルケの墓

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リルケの墓

リルケノハカ

創文社オンデマンド叢書

詩人リルケがその美しい風光を愛し、幾多の名作を産んだスイスの高原地帯・ヴァレーを、詩人の墓地、詩人が晩年をおくったミュゾットの館、そしてアルプスの主峰モン・ブランへと辿った旅の記録。
「しかし今、夏の午後の明るい光の中で、私の眼はこの岩山に荒寥としたスペインの風景とは全く違ったもの、人間を拒むというよりはむしろ人間を包むような、人間を遙かに高く超えてはいるが深く人間的であるような、いわば精神の秩序に精妙に調和する天界の風景を観照する。この明るさ、優しさ、親しみ深さ。」(「ミュゾットの館」の章より)

【目次】
ブリッグにて
リルケの墓
ミュゾットの館
モン・ブラン
あとがき


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目次

ブリッグにて
リルケの墓
ミュゾットの館
モン・ブラン
あとがき

書誌情報

電子版

発売日

2024年09月30日

JDCN

06A0000000000833405F

著者紹介

著: 矢内原 伊作(ヤナイハラ イサク)

1918~1989年。哲学者・評論家。法政大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒業。専門は、実存主義哲学研究、造形芸術研究(ジャコメッティとの親交でも知られる)。 著書に、『顔について』『海について ボオドレエル・ヴァレリイ・アラゴン』『抵抗詩人アラゴン』『青春論』『抵抗の精神』『文学と人生の間』『若き女性への手紙』『芸術入門』『実存主義の文学』『若き日のための思索』『芸術家との対話』『サルトル 実存主義の根本思想』『ジャコメッティとともに』(毎日出版文化賞)『矢内原伊作エッセイ(全4冊)』『若き日の日記 われ山にむかひて』『リルケの墓 ヴァレー紀行』『人生の手帖 生きる智慧についての11章』『歩きながら考える』『古寺思索の旅』『たちどまって考える』『話しながら考える』『矢内原伊作の本(全5冊)』『矢内原伊作詩集 1941-1989』『ジャコメッティ』『矢内原忠雄伝』『完本 ジャコメッティ手帖(全二巻)』(武田昭彦・菅野洋人・澤田直・李美那編)などがある。

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