異なるレベルの選挙における投票行動の研究

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異なるレベルの選挙における投票行動の研究

コトナルレベルノセンキョニオケルトウヒョウコウドウノケンキュウ

創文社オンデマンド叢書

政治意識と投票行動をめぐる大量のデータを元に、衆院選、参院選、知事選、市長・市議選を心理学・社会学者が行動科学的に徹底分析した、選挙をめぐる実証的な貴重な緒である。

【目次】
緒言
第一章 研究の目的と方法
第二章 歴史的、社会的背景
第三章 政治意識の基本構造
第四章 投票行動を規定する態度要因とその構造
第五章 投票行動決定因分析
第六章 投票行動決定に関する若干の問題
第七章 政党支持態度、政策意見、投票意図の変動
第八章 政治的コミュニケーション行動とその影響
第九章 社会集団の投票行動に及ぼす影響
第十章 政治的認知の諸次元
第十一章 デモグラフィックな要因と政治的特性
補遺
引用文献
索引


 

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目次

緒言
第1章 研究の目的と方法
第1節 問題の提起
第2節 調査の方法
第3節 研究の理論的仮説
第2章 歴史的,社会的背景
第1節 宇治市の社会的構成
第2節 宇治市の政治状況
第3節 調査時点の政治状況と選挙経過
第3章 政治意識の基本構造
第1節 はじめに
第2節 政党支持態度の構造
第3節 基本モデルの感情構造
第4節 基本モデルの認知構造
第5節 感情構造と認知構造をつなぐもの
第6節 感情の「強さ」と感情,認知両構造
第7節 政治意識の基本構造モデル
第4章 投票行動を直接規定する態度要因とその構造
第1節 はじめに
第2節 政策に対する態度
第3節 候補者に対する態度
第4節 選挙への関心
第5節 投票行動を直接規定する要因群の構造モデル
第5章 投票行動の決定因分析
第1節 投票行動決定因分析へのアプローチ
第2節 要因分析の構成モデル
第3節 投票方向の分析その一 参議院地方区,府知事,および市長の3選挙間の比較
第4節 投票方向の分析その二 衆議院,参議院全国区と地方区,府知事,市長,および市議補欠の6選挙間の比較
第5節 6選挙を通じての投票一貫性の分析
第6節 棄権決定因の分析
第7節 投票行動相互間の構造
第6章 投票行動決定に関する若干の問題
第1節 投票した候補者以外の人への投票考慮
第2節 「党か人か」の問題
第3節 投票決定時期
第4節 投票意図の形成
第5節 棄権者の候補者選択
第7章 政党支持態度,政策意見,投票意図の変動
第1節 態度変動分析の問題点
第2節 政党支持態度の変動
第3節 政策意見の変動
第4節 投票意図の変動
第5節 政党支持態度,政策意見,投票意図の共変動関係
第8章 政治的コミュニケーション行動とその影響
第1節 政治行動の諸様式
第2節 政治的コミュニケーションへの接触
第3節 政治的コミュニケーション行動の分類
第4節 政治的コミュニケーション行動と政治意識構造
第5節 政治的コミュニケーションの効果
第6節 政治的コミュニケーション行動と投票行動
第9章 社会集団の投票行動におよぼす影響
第1節 社会集団の影響過程
第2節 第1次集団の影響過程
第3節 第2次集団の影響過程
第10章 政治的認知の諸次元
第1節 認知的要素の諸次元
第2節 認知の統合性の次元
第3節 発想様式の次元
第11章 デモグラフィックな要因の政治的特性
第1節 デモグラフィックな要因と政治意識構造
第2節 基本的なデモグラフィック要因
第3節 宗教と企業規模
第4節 地域社会に関するデモグラフィック要因
第5節 人口移動の効果
補遺
引用文献
索引

書誌情報

電子版

発売日

2025年03月10日

JDCN

06A0000000000898388C

著者紹介

著: 三宅 一郎(ミヤケ イチロウ)

1931年生まれ。政治学者。神戸大学名誉教授。専門は、政治行動論。 京都大学法学部卒業。法学博士。 著書に、『政党支持の分析』『投票行動』『政治参加と投票行動』『日本の政治と選挙』『変動する日本人の選挙行動(5)政党支持の構造』『選挙制度変革と投票行動』『異なるレベルの選挙における投票行動の研究』(共著)『平等をめぐるエリートと対抗エリート』(共著)『日本人の選挙行動』(共著)『変動する日本人の選挙行動(2)環境変動と態度変容』(共著)『55年体制下の政治と経済』(共著)『社会科学のための統計パッケージ』(編著)『合理的選択の政治学』(編著)など、 訳書に、R・イングルハート『静かなる革命』S・ヴァーバ、N・H・ナイ、 J・キム『政治参加と平等』(東京大学出版会、1981年)などがある。

著: 木下 富雄(キノシタ トミオ)

心理学者。京都大学教授、甲子園大学学長を歴任。京都大学文学部心理学専攻卒業、同大学大学院修士課程修了。文学博士。 著書に、『[新版]教材心理学』(共著)、『リスク・コミュニケーションの思想と技術: 共考と信頼の技法』、『記号と情報の行動科学 (応用心理学講座)』(共著)、『法の行動科学』(共著)などがある。

著: 間場 寿一(アイバ ジュイチ)

1933年生まれ。政治社会学・社会心理者。京都大学文学部卒、同大学院社会学専修博士課程満期退学。奈良女子大学名誉教授。 著書に、『現代を生きる社会学』『日本政治を読む』など、 共編著に、『異なるレベルの選挙における投票行動の研究』『現代社会学 資料と解説』『地域政治の社会学』『リーディングス日本の社会学 14 政治』『社会心理学を学ぶ人のために』『日本政治を読む その組織と風土』『現代を生きる社会学』『地方文化の社会学』『政治(講座社会学)』などがある。

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