哲学の道 初期哲学論集

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哲学の道 初期哲学論集

テツガクノミチ ショキテツガクロンシュウ

創文社オンデマンド叢書

思索の核心部を形成する16編の論考を厳選、瑞々しい論述と強靱な知性に支えられた営みは知を愛する端初へと収斂する。

【目次より】
一 ホドスとメトドス 哲学の道について
1 メトドスという語とホドスという語 2 プラトンの哲学の道 3 パルメニデスの道 4 哲学の道について
二 ヘラス・フマニタス・自我 ギリシアのヒューマニズムをめぐる考察
三 肉体 自己認識の問題点
1 真理への途で 問題の提示 2 肉体についてのさまざまな思いなし 問題の展開 3 肉体についての思索 本論
IV 結び factumからfactorへ
四 身体論素描 身体性のAnalytik
1 直立態(stasis) 2 仰臥態(anaklesis)3 着坐態(kathedpa)
五 外・内・外と内を越えるもの
1 奥行きと深み ontische Dimension と ontologische Dimension 2 外なる人(exterior homo)と内なる人(interior homo)
六 何がよいか
1 「何がxか」「xとは何か」 2 「何がよいか」「よいとは何か」 3 「よい」の本性
七 「何かのために」と「誰かのために」
1 目的連関の三型 2 アリストテレスの目的論倫理学
八 プラトンの神学 晩年の哲学体系
1 神学の問題 2 『ノモイ』の神学 3 『ノモイ』の神学の成立
九 書かれた言葉と書かれぬ言葉 プラトン『パイドロス』274cー278bの解釈
十 アリストテレスの矛盾律について
1 論証の原理としての矛盾律 2 対話の成立と矛盾律 3 実体の成立と矛盾律
十一 『分析論後書』における「普遍(katholou)」の把握について
1 問題の呈示 2 科学的知識(episteme)の成立 3 第一のもの(ta prsta) 4 探求の構造 5 科学的知識と排中律
十二 『ニコマコス倫理学』の冒頭箇所の解釈をめぐって
1 冒頭の一文 2 四語の解釈
十三 アリストテレスにおける超越価値の諸相 kalon, dikaion, agathon
1 問題の呈示 2 kalonと agathon 3 選択の対象 4 目的論的倫理学
十四 自己と超越 プロティノスの問題
1 序 2 「われわれ」とは何か 3 「われわれ」の同一性 4 自己意識と自己認識 5 魂の自己認識 6 超越について
十五 白鳥の歌序説 『パイドン』解釈のための一つの試論
1 詩人は何を歌うか 2 哲学者は何を想うか
十六 形の現象 存在の美をめぐる省察
1 存在と形 2 現象と存在 3 形の美
補註


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目次

I
一 ホドスとメトドス 哲学の道について
I メトドスという語とホドスという語
II プラトンの哲学の道
III パルメニデスの道
IV 哲学の道について
二 ヘラス・フマニタス・自我 ギリシアのヒューマニズムをめぐる考察
II
三 肉体 自己認識の問題点
I 真理への途で 問題の提示
ll 肉体についてのさまざまな思いなし 問題の展開
III 肉体についての思索 本論
IV 結び factumからfactorへ
四 身体論素描 身体性のAnalytik
I 直立態(stasis)
II 仰臥態(anaklesis)
III 着坐態(kathedpa)
五 外・内・外と内を越えるもの
I 奥行きと深み ontische Dimension と ontologische Dimension
II 外なる人(exterior homo)と内なる人(interior homo)
六 何がよいか
I 「何がxか」―「xとは何か」
II 「何がよいか」─「よいとは何か」
III 「よい」の本性
七 「何かのために」と「誰かのために」 目的の構造
I 目的連関の三型
II アリストテレスの目的論倫理学
III
八 プラトンの神学 晩年の哲学体系
I 神学の問題
II 『ノモイ』の神学
III 『ノモイ』の神学の成立
九 書かれた言葉と書かれぬ言葉 プラトン『パイドロス』274cー278bの解釈
IV
十 アリストテレスの矛盾律について
I 論証の原理としての矛盾律
II 対話の成立と矛盾律
III 実体の成立と矛盾律
十一 『分析論後書』における「普遍(katholou)」の把握について
I 問題の呈示
II 科学的知識(episteme)の成立
llI 第一のもの(ta prsta)
IV 探求の構造
V 科学的知識と排中律
十二 『ニコマコス倫理学』の冒頭箇所(1094alー22)の解釈をめぐって
I 冒頭の一文
II 四語の解釈
十三 アリストテレスにおける超越価値の諸相 kalon, dikaion, agathon
I 問題の呈示
II kalonと agathon
III 選択の対象
IV 目的論的倫理学
十四 自己と超越 プロティノスの問題
I 序
II 「われわれ」とは何か
III 「われわれ」の同一性
IV 自己意識と自己認識
V 魂の自己認識
VI 超越について
V
十五 白鳥の歌序説 『パイドン』解釈のための一つの試論
I 詩人は何を歌うか
一 追憶 二 期待 三 死の形象
II 哲学者は何を想うか
一 死の想い 二 「わたしは死んだ」のパラドクスについて  三 死の思考
十六 形の現象 存在の美をめぐる省察
I 存在と形
一 存在の現象としての形 二 世界の多姿性と一姿性について
II 現象と存在
一 真と偽、あらわれとおもわれ 二 主観性と客観性
III 形の美
補註
あとがき
初出一覧

書誌情報

電子版

発売日

2022年02月25日

JDCN

06A0000000000397064V

著者紹介

著: 加藤 信朗(カトウ シンロウ)

1926年生まれ。哲学者。東京都立大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。専門は、古代ギリシア哲学・神学。 著書に、 『初期プラトン哲学』『ギリシア哲学史』『哲学の道 初期哲学論集』『アウグスティヌス『告白録』講義』『平和なる共生の世界秩序を求めて 政治哲学の原点』など、 訳書に、『「ニコマコス倫理学」アリストテレス全集 13』などがある。

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