キリスト教古典叢書14:ローマの信徒への手紙注解

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キリスト教古典叢書14:ローマの信徒への手紙注解

キリストキョウコテンソウショ14ローマノシントヘノテガミチュウカイ

創文社オンデマンド叢書

古代教会最大の神学者オリゲネスによる、キリスト教史上最大のローマ書注解。文字による律法と霊的な律法、心に刻み込まれた法と罪の法、肉体の割礼と心の割礼、内なる人と外なる人、異邦人の召命、救いの歴史、キリスト者の新しい生き方を論じ、善なる神の愛の勝利を高らかに謳う。

「序言」より
「古代教会の最大の神学者のひとりであったオリゲネスのローマ書注解が今度日本語訳で出版される運びとなったことは、きわめて喜ばしいことである。確かに、オリゲネスの性格も神学思想も、パウロのそれとは大いに異なっている。しかもオリゲネスの神学的確信は非常に強いもので、それとは違った傾向の発言を自分の考えに合わせて解釈するように彼を駆り立てたのである。そこでかれは、パウロの逆説的で、論争的な論述を、バランスの取れた思想体系に変えようとしたのである。その結果、オリゲネスの解釈がパウロの本来の思想とかなり異なったものになったところも決して少なくない。しかし、その時でも、全力を尽くして聖書を「善い方であられる神にふさわしく」説明しようとする彼の誠実な意気込みがよく感じられる。しかも、彼のて天分のひらめきが現れる箇所はまれではない。」

【目次】
序言   ペトロ・ネメシェギ
『ローマの信徒への手紙注解』解説
内容区分
『ローマの信徒への手紙注解』
ルフィヌスの序文
第一部
序章
第一巻
第二巻
第三巻
第四巻
第五巻
第六巻
第七巻
第二部
第七巻(続き)
第八巻
第九巻
第十巻
ルフィヌスの結語
訳者あとがき
文献


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目次

序言   ペトロ・ネメシェギ
『ローマの信徒への手紙注解』解説
内容区分
『ローマの信徒への手紙注解』
ルフィヌスの序文
第一部
序章
第一巻
第二巻
第三巻
第四巻
第五巻
第六巻
第七巻
第二部
第七巻(続き)
第八巻
第九巻
第十巻
ルフィヌスの結語
訳者あとがき
文献

書誌情報

電子版

発売日

2025年03月10日

JDCN

06A0000000000898368V

著者紹介

編: ペトロ・ネメシェギ(ペトロ・ネメシェギ)

1923-2000年。ハンガリー生まれ。カトリック神学院、上智大学神学部教授。 専門は、教義学(恩恵論、三位一体論、秘跡論)。 著書に、『神の恵みの神学』『主の晩餐』『父と子と聖霊』などがある。

訳: 小高 毅(オダカ タケシ)

1942年生まれ。神学者。アウグスティニアヌム教父研究所(ローマ)で学ぶ。上智大学大学院神学部博士課程修了。神学博士。聖アントニオ神学院教授(組織神学・教父学)。 著書に、『古代キリスト教思想家の世界 教父学序説』『オリゲネス 『ヨハネによる福音注解』研究』『オリゲネス』 『よくわかるカトリック その信仰と魅力』『父の肖像 古代教会の信仰の証し人』『クレド〈わたしは信じます〉 キリスト教の信仰告白』『霊性神学入門』など、 訳書に、オリゲネス『諸原理について』オリゲネス『雅歌注解・講話』オリゲネス『ヨハネによる福音注解』オリゲネス『祈りについて・殉教の勧め』オリゲネス『ヘラクレイデスとの対話』オリゲネス『ローマの信徒への手紙注解』アタナシオス『聖霊論』 などがある。

著: オリゲネス(オリゲネス)

185頃―254年頃。神学者。ギリシア教父の一人、アレクサンドリア学派の代表的存在。 著書に、『諸原理について』『ヘクサプラ』などがある。

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